あなたの職場は働きやすい?「心理的安全性」が低いチームの5つの特徴

  • 2022年10月12日
  • 2022年10月13日
  • WORK

あなたが働いている職場は働きやすいですか?

カインズサービス「メディア事業部」の山田です。

「正直言うと、今の職場って働きづらいなぁ」と素直に感じたあなたは、本記事を最後まで読む価値があります。

本記事はこのようなことでお悩みの方に向けた内容となっています。

  • 仕事にやりがいが感じられず、つらいと感じている
  • 職場内でいつも息苦しさを感じている
  • 今の職場が働きやすい職場だと思ったことは一度もない

安定して長く働き続けるには、「自分らしくいられる環境」で働くことが何よりも大切でしょう。

自分らしくいられる環境とは、「心理的安全性」を大切にしている職場です。

今回は「心理的安全性」の詳しい内容と、「心理的安全性が低い職場の特徴」「心理的安全性を高めるためには何が大切なのか」、このようなテーマについて解説していきます。

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心理的安全性とはなにか?

心理的安全性とはなにか?

組織の中で常に自分らしく自然な状態でいられることを「心理的安全性が高い状態」と言います。

あのGoogleが、「心理的安全性が高まると、チームのパフォーマンスが飛躍的に向上する」というデータを公表してから、世界中で「心理的安全性」に注目が集まるようになりました。

心理的安全性は、1999年に組織行動学の研究者であるハーバード大学のエイミー・エドモンドソン教授によって提唱されました。

「心理的安全性」は、心理学用語である「サイコロジカルセーフティ(psychological safety)」を和訳したものです。

ビジネスシーンにおける「心理的安全性」とは、誰もが安心して発言をしたり、恐れることなく行動ができる職場環境のことを指しています。

「心理的安全性が高い職場」では、過度に上司に忖度する必要はないので、自分の意見を率直に伝えることができます。

そのため、自分自身を偽ることなく素直な状態でいられることが「心理的安全性」のある職場で働く最大のメリットだと言えるでしょう。

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心理的安全性が低いチームの5つの特徴

心理的安全性が低いチームの5つの特徴

「心理的安全性が低いチーム」とはどのような特徴があるのか、一緒に考えていきましょう。

自分の意見が言いづらい

まず、自分の意見を主張しづらいという点です。

自分の意見を主張しづらい原因として考えられるのは、上司による同調圧力が強いというケースがあげられるでしょう。

このような特徴の組織では、良い意見やアイデアをあげたとしても、上司の意向と違う場合には聞き入れてもらうことができません。

一生懸命に意見やアイデアを出しても、否定をされて聞き入れてもらえないような職場環境では、誰もが自分の意見を言わなくなるでしょう。

そういった組織内では、同調圧力のようなプレッシャーが存在しているのです。

自分の悩みを聞いてもらえる機会がない

仕事上で悩んでいることがあっても、「聞いてもらえる機会がない」という点です。

組織内にメンターのような信頼できる社員がいなかったり、1on1面談のような習慣がない組織では、このようなケースに陥りやすいです。

困っていることがあっても相談しづらい

先にもあげた「自分の意見が言いづらいような組織」では、当然ですが「自分の弱み」をさらけ出すことはできなくなります。

そのような職場では、困っていることがあっても、我慢に我慢を重ねてしまい、誰にも言えずに抱えてしまっている人が多くなるでしょう。

仕事でミスをすると強く非難されてしまう

心理的安全性が低い職場では、ミスや失敗をした時の当事者への風当たりが強いです。

誰もが強く非難されたくはないので、ミスや失敗をしないように無難な行動をとる人が多くなります。

そうなると、新しい挑戦をする人はいなくなるでしょう。

また、ミスや失敗が起きても報告せずに、隠蔽するようにもなるので組織にとって、悪循環の原因となります。

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遅くまで残業することが当たり前になっている

「心理的安全性」を語る上で、もっとも大切なのは労働時間の管理です。

遅くまで残って仕事をすることが常態化している組織では、「心理的安全性」が高まるはずはありません。

残業が多くなればなるほど、従業員の疲労は高まっていくので、いつしか仕事のやりがいすら感じられなくなってしまいます。

従業員の「心理的安全性」を高めるには、労働時間を適正に管理し、残業が常態化しない仕組みを作る必要があります。

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職場の「心理的安全性」はどうすれば高まるのか?

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上司・リーダーは「ボス」から「コーチ」になるべき

これまでの上司はボスのように上から指示を出し、部下の行動をコントロールする力が求められていました。

しかし、仕事への価値観が多様化してきたことから、特に若い世代は、これまでのような指揮統制型の「ボス」ではなく、自分自身の存在を尊重してくれて、自分の強みを伸ばしてくれる「コーチ」を求めています。

チーム内の心理的安全性を高めていきたいならば、上司やリーダーはボス的な存在ではなく、コーチとして伴走するホスピタリティが求められているのです。

ポジティブな会話・コミュニケーションを心がける

心理的安全性を高めるには、組織に所属する全員が「ポジティブ思考」をもつことが大切です。

「ポジティブ思考」があれば、クレームのようなネガティブな話題があっても、当事者だけを責めるようなことはしません。

起きた問題に対して「次はどのように対応すればそのクレームがなくなるだろうか?」と、前向きな議論を展開することができます。

常にポジティブな会話やコミュニケーションを心がけることで、各メンバーが助け合える環境を作ることにつながり、心理的安全性の高いチームワークを構築することができるのです。

「ゆるい組織」にならないように、各自が「当事者意識」を持つ

心理的安全性を重視する上で、もっとも気を付けなくてはいけないことは、「ゆるい組織」にならないように注意することです。

ポジティブで仲が良いだけのチームは、最高のチームとは言えません。

相手に寄り添うがゆえに、各自が目標に対して妥協をしてしまったり、「まぁいいか」というような「ゆるい思考」が蔓延すると、組織は弱体化してしまうでしょう。

あくまでビジネスで成果を生み出すために、目標に対してはストイックであるべきです。

ゆるい組織にならないように、所属する全員が「当事者意識」を持ち、責任感をもって仕事に向き合う姿勢をもつことが重要です。

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【まとめ】あなたの職場は働きやすい?「心理的安全性」が低いチームの5つの特徴

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今回は「組織の心理的安全性」をテーマに書かせていただきました。

仕事への価値観が変化し、働き方が多様化してきたからこそ、「職場に働きやすさ」を求める人が増えてきたと感じています。

人生100年時代と言われる昨今。どうせ働くのならば、自分らしく働ける環境に身を置きたいですよね。

自分らしく働ける環境とは、自分が楽して働けるという環境ではなく、自分のパフォーマンスが100%発揮できる環境です。

そのような恵まれた環境で働くことができたのならば、自分自身の成長度、幸福度はさらに高まっていくことでしょう。

働く人が職場を選びやすい時代になった今だからこそ、組織のリーダーは「心理的安全性」というものに重きを置いて、職場環境を見直していく必要があると強く感じます。

最後までお読みいただきありがとうございます。