運動が脳に与える好影響とは?「一流の頭脳」はスポーツから生まれる

  • 2022年12月26日
  • 2022年12月26日
  • LIFE, WORK

カインズサービス「メディア事業部」の中島です。

今回は、アンデシュ・ハンセン著、『新版・一流の頭脳 運動脳』を読んで、印象に残ったポイントを本書の一部を引用しつつご紹介いたします。

本記事はこのようなことでお悩みの方にお勧めです。

  • 疲れが取れにくい
  • 集中力が続かない
  • すぐにイライラする
  • 不安感が続いている

運動が脳に与えるプラスの影響について深堀りして解説していきますので、ぜひ最後までお付き合いください。

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現代人はほとんどが原始人である

現代人はほとんどが原始人である

本書では現代人である私たちは、今でも原始人であると主張しています。

私たちの脳と身体は今もサバンナにいる。
私たちは本来、狩猟採集民なのである。

引用元:新版・一流の頭脳 運動脳

生物学的に、私たちの脳は原始時代から変わっていないとされています。

確かに当時と比べると、環境やテクノロジーは1万2000年前と比べれば大きく変わっています。

では、その他の点で「原始人」と「現代人」の大きな違いは何でしょうか。

それは“原始時代の人々はあなたよりもはるかに動く”という点です。

その理由は単純です。

原始時代には、動かなければ食料を得ることも、生き延びることも出来ないからです。

その為、私たちの脳は「動くことに適した脳」になっているのです。

身体をもっと動かせば私たちの脳は、今よりもずっと効率よく動いてくれるということです。

逆を返せば運動をしなくなれば脳の役目は無くなり、機能は低下していくだけということですね。

人間のストレスのメカニズムを知ろう

人間のストレスのメカニズムを知ろう

私たちは日々の生活の中で気付かぬうちにストレスにさらされています。

生きている以上、ストレスを無くすことは出来ないでしょう。

では、そもそもストレスとは一体どのようなメカニズムで起こるのでしょうか。

ストレスは次のような流れで生じる。脳が何らかの脅威を感じると、脳の中の視床下部がホルモンを放出し、下垂体を刺激する。

すると下垂体が別のホルモンを放出し、それが血流によって運ばれ、副腎を刺激する。その刺激によって、副腎からコルチゾールというストレスホルモンが放出される。

たとえばあなたが大勢の同僚の前でプレゼンテーションをしなければならないとする。あなたの動悸は速くなり、口の中は乾き、手はかすかに震えるだろう。

こうした反応は、コルチゾールによって引き起こされている。プレゼンテーションが終わり、ストレスを受ける状況から解放されると、コルチゾールの分泌量は速やかに減っていく。

だがストレスを受ける状況が何カ月、何年と続くと、慢性的にコルチゾールが分泌され、脳の記憶中枢である海馬が委縮してしまう。ストレスはあなたに負担をかけるだけでなく、脳に損傷を与えさえするのだ。

引用元:新版・一流の頭脳 運動脳

このようにストレスを慢性的に受け続けることは、脳を含めた全身に悪影響があるということです。

では、このような悪いストレスを解消するためにはどうしたら良いのでしょうか。

運動により「コルチゾール」を手なずける

運動により「コルチゾール」を手なずける

本書では、運動を習慣づけることにより、コルチゾールがほとんど分泌されなくなり、ストレスに対する抵抗力が高まるとされています。

ランニング、あるいはサイクリングなどの運動をすると、それを続けている間はコルチゾールの分泌量が増える。なぜなら体に負荷がかかる活動は一種のストレスだからだ。

定期的に運動を続けていると、運動以外のことが原因のストレスを抱えているときでもコルチゾールの分泌量はわずかしか上がらなくなっていく。

引用元:新版・一流の頭脳 運動脳

運動がストレスに対して過剰に反応しないように「身体にしつける」ということですね。

長時間を1回ではなく、短時間を数回に分けて行うことが効果的であることも本書では紹介されております。

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運動には「抗うつ剤」と同じ効果がある

運動には「抗うつ剤」と同じ効果がある

意欲が湧かない、倦怠感が抜けない、朝起き上がれないなど、経験をしたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

それら全てがうつ病であるとはもちろん断定できませんが、それらの症状は抗うつ剤により解消することは簡単でしょう。

しかし、抗うつ剤には副作用があります。長く続くと薬に頼らないと生活が成り立たなくなることも可能性としてはあるでしょう。

本書では「運動は抗うつ剤と同じ効果がある」とされています。

特に効果的な運動は“有酸素運動”です。ウォーキングやサイクリングも効果がありますが、何よりもランニングが効果的であると紹介されております。

脳のための最高のコンディションを保つためには、ランニングを週に3回、45分以上行うことが望ましい。重要なポイントは、心拍数を増やすことだ。

引用元:新版・一流の頭脳 運動脳

もちろんいきなり実行することは難しいと思いますので、週に1回、5分~10分のウォーキングでも効果は得られるそうです。

とにかく始めるということが重要ですね。

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【まとめ】運動が脳に与える好影響とは?「一流の頭脳」はスポーツから生まれる

運動が脳に与える好影響とは?「一流の頭脳」はスポーツから生まれる

運動をすることでストレス解消にもなり、ひいては仕事の効率を上げることにも繋がります。

30分残業をするのであれば、30分ランニングすることで、結果1時間の効率化に繋がるかもしれません。

なかなか時間が作れないという方は、まずは5分のウォーキングから始めてみてはいかがでしょうか。

まずは、一歩踏み出すことが大事です。

最後までお読みいただきありがとうございます。