紹介予定派遣のメリット・デメリット【派遣スタッフが語る体験談】

こんにちは。カインズサービス編集部の山田です。今回は当社の人材サービスの一つでもある「紹介予定派遣」について解説します。

本記事はこのようなお悩みの方に読んでいただきたい内容となっています。

  • 紹介予定派遣の求人にエントリーしようか迷っている
  • 紹介予定派遣で働くメリットを教えて欲しい
  • 紹介予定派遣で働くデメリットが知りたい

実際に当社で働いていた派遣スタッフの体験談や、紹介予定派遣のメリット・デメリットについてまとめておりますので、最後まで読んでいただけると幸いです。

紹介予定派遣とは、どんなタイプの派遣契約なのか

「紹介予定派遣」とは、派遣社員が派遣先企業と「直接雇用」を結ぶことを前提にした派遣のことで、最長の派遣期間は6ヶ月間。派遣社員と派遣先企業の双方が合意した時に、直接雇用へと切り替わる「派遣契約」です。

紹介予定派遣とは、どんなタイプの派遣契約なのか

近年、多くの企業が、正社員や契約社員を採用する時に「紹介予定派遣」を選択する傾向が強まっています。

派遣スタッフの体験談

派遣スタッフ Aさんのプロフィール
Aさん

【年齢】30代
【経験】販売スタッフ歴7年
【PCスキル】Excelの基本関数レベル
【派遣先】某大手機械系メーカー
【備考】事務は未経験。初めての派遣登録で紹介予定派遣に挑戦。

実際に当社で就業して頂いたAさんの体験談です。契約内容は紹介予定派遣。派遣先は某大手機械系メーカー。営業サポート業務で仕事を始めました。

就業開始から2ヶ月経過

派遣先の教育担当者からの丁寧なフォローがあり、基礎的なことは問題なくこなせるようになってきました。

職場環境がとても良く、会社としての教育制度なども、非常に充実している。あとは自分自身が一人で業務をこなせるようになれば、正社員への切り替えも順調に進むのではないかと考えており、前向きなモチベーションで仕事に取り組んでいました。

就業開始から3ヶ月経過

順調と思われていた矢先に問題が発生。2ヶ月が経過してから、派遣先の教育担当者のフォローが離れて、一人で業務をこなすようになりました。何かわからないことがあれば聞けるような環境ではあるものの、実際に一人でオペレーションをしてみると、判断に迷うことが多く、戸惑っている状況の中でも、別のタスクがどんどん降ってきます。

業務が進まずに悩んでいると、周りも忙しそうな状況になってしまい、声をかけづらい状況になることも多くなり、仕事の優先順位をつけていく難しさを痛感するようになりました。

派遣会社の担当者に自分の状況を相談

就業から3ヶ月を超えたタイミングで、派遣会社の営業担当者に、現状の仕事の悩みを相談しました。最初は順調だったものの、OJTが終わってから思うように、仕事に取り組めていないことを素直に伝えてみました。

営業担当のBさんは、丁寧に話を聞いてくれて、仕事をする上での問題となっている点について深掘りしてくれました。営業担当のBさんより、私の現状況を派遣先に共有させてもらいたいとの提案があり、自分自身も今の状況を改善していきたいとの思いがあったため、その提案をこころよく了承。

営業担当のBさんより、職場のフォロー体制の問題点と、私が業務の中で疑問に感じていることを、派遣先と共有していただきました。派遣先側もこちらの状況をつかめていない点があったようで、私と教育担当者、リーダーとの3者面談を設けて頂けることになり、自分が抱えていた問題や課題に対して、真剣に向き合ってくれる派遣先・派遣元に感激しました。

その後、派遣先の社員の皆さまのご協力のおかげで、業務への理解度や習熟度を深めることができて、仕事への不安を晴らすことが出来ました。

就業開始から4ヶ月が経過

派遣契約が始まってから4ヶ月に差し掛かるタイミングで、派遣会社から連絡があり、私を正社員として向かい入れたいとの申し入れがありました。あの時の感動は今でも忘れません。

正社員になってから1年経った今

正社員になってから早くも1年が経過しましたが、派遣社員から正社員に切り替わった時が、一番大変だったと思います。正社員になって業務範囲や責任の範囲が広がりましたし、人材育成などに関わるようになったので、とにかく忙しいです。

ただその分、仕事へのやりがいやモチベーションが高くなってきたと思います。紹介予定で派遣されていた時に、支えて頂いた派遣会社のBさんには今でも感謝しています。

紹介予定派遣のメリット

紹介予定派遣のメリット

Aさんの体験談から紹介予定派遣のメリット・デメリットを挙げていきます。

紹介予定派遣で働くメリットは以下の通りです。

  • 会社との相性が確かめられる
  • 派遣会社がフォローしてくれる
  • 辞退する事もできる

正式に入社をする前に、派遣社員としてトライアル期間を設けた上で、仕事ができるので、会社の社風や、上司・同僚との相性を確かめることができます。またAさんのように「派遣会社」がフォローをしてくれることで、入社時につまづきやすいポイントを乗り越えやすくなるのも大きなメリットです。

もし、会社や仕事が自分に合わないと分かったら、派遣会社に相談をした上で、紹介予定派遣を辞退することもできます。その際の交渉や相談も派遣会社が対応してくれるので安心です。

紹介予定派遣のデメリット

紹介予定派遣のデメリット

紹介予定派遣のデメリットは以下の通りです。

  • 必ず直接雇用になれるとは限らない
  • 派遣期間中だけでは判断できない面もある
  • 各種保険の切り替えや有給休暇

紹介予定派遣だからとって、必ず直接雇用が約束されているわけではありません。派遣先企業の求めている、仕事のパフォーマンスに到達できなければ、契約が満了する可能性もあります。派遣期間中の勤怠や、勤務態度もよく見られるので、日ごろから意識を高く持ち就業することが必要です。

また、Aさんのように正社員になってから業務量が増えたり、仕事の責任の範囲も広がることがあります。派遣会社から派遣先に転籍することで、各種保険の切り替えが発生しますし、有給休暇も直接雇用に切り替わってから半年後に発生という形になるので、しばらくは有給休暇が使えないこともあります。

紹介予定派遣のメリット・デメリット【派遣スタッフが語る体験談】:まとめ

紹介予定派遣のメリット・デメリット【派遣スタッフが語る体験談】:まとめ

今回は「紹介予定派遣のメリット・デメリット」と「派遣スタッフの体験談」をまとめさせていただきました。

紹介予定派遣は、正式に採用が決まる前に、求職者と会社がお互いを知る為の時間が作れる「有効な採用手段」だと思います。

「紹介予定派遣」を活用することで、「求職者」にとっても、「採用する企業側」にとっても、悔いのない選択ができるのではないでしょうか

当社では、紹介予定派遣の求人を多く扱っていますので、当社の「ジョブワッチ」から気になる仕事がありましたら、是非エントリーされてください。

最後までお読みいただきありがとうございます。

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